ライブ
3人の新人警察官が、事件を通して成長していく過程を描いた物語。韓国ドラマでは珍しく全体的に英語の曲を使用している。「Tim Sparrow」の「For You」は、未来ある若い警察官達が苦悩しながら、学んでいく姿にピッタリのメロディーだ。「Tim Sparrow」は、オーストラリアのインディーズ・フォークグループ。また、「Jon Allen」のスモーキーボイスで歌う「In your light」も素敵です。
サンスは、働いていた会社で詐欺被害に遭い、取り調べのため訪れていた警察署で警察官募集のチラシを見つける。公務員なら生活が安定するだろうと、公務員試験を受けることにする。一方、ジョンオはパニック障害を持つシングルマザーの母親と暮らし就職活動中だが、地方大学出身のため書類選考で落とされてしまい、仕事が見つからない。面接の帰りに電車内で警察官募集の広告を見つけ、サンスと同じ理由で、猛勉強の末警察官となる。主役級のベテラン警官オ・ヤンチョンの物語もこのドラマの核となる。妻は同じ警察官、2人の10代の子供を持つ親。母親は昏睡状態で入院中。父親は、一人で暮らし畑仕事をしながら妻の病床へ通う毎日を送っている。ヤンチョンは、ある事件で濡れ衣を着せられ、警部から警部補へと降格し、サンスとジョンオが配属された警察分署へと異動になる。プライベートでは自分勝手で家族を顧みないが、警官としては一流だ。サンスの指導役としてパートナーを組まされる。サンスは反発しながらも、ヤンチョンに近づこうと努力をするうちに、お互いに心を開いていく。このドラマは、警察官が日常どんな危険、理不尽と向き合って仕事をしているかが良く描かれている。酔っ払いの保護、喧嘩の仲裁、事故処理、飲酒運転取締、家庭内暴力、性暴力、殺人、麻薬、売春組織、警察官の汚職など実社会でもありそうな事件が凝縮されている。しかし、事件が中心のドラマではなく、この様な環境で生きている警察官達に焦点があてられている。脚本は、「大丈夫、愛だ」、「ディア・マイ・フレンズ」のノ・ヒギョンです。