番人
警察官の主人公チョ・スジは夫と離婚し、一人娘と母親と暮らしている。多忙なため娘と過ごす時間は朝のわずかな時間のみで、母親に任せきり。娘の誕生日には、家にも帰れず張り込みをする始末。翌日、母親からの連絡で娘がいなくなったことを知り、近所を探していると人だかりの中に救急車で運ばれる娘を見つける。ビルの屋上から転落したとのことだが、娘は何故ビルの屋上に行ったのか。その後、娘は意識を一瞬取り戻すが、そのまま亡くなる。亡くなる前に匿名で防犯カメラの動画が送られてきて、事故死ではないと伝えられる。しかし、捜査も行われないまま事故死として処理されてしまう。納得がいかないスジは、独自に捜査をし、一緒にビルの屋上に行った男子学生を見つけ出し学校に乗り込む。スジは怒りを抑えられず、学校内で発砲事件を起こす。スジの上司に逮捕され、警察へ移送中に、謎の人物によって助け出されスジは逃亡の身となる。謎の人物はShineeのキーが演じるハッカー。もう1人のハッカーキム・スルギ演じるソ・ボミと組んで、普段は浮気調査などの仕事をしている。この2人には匿名のボスがいて、時折指示が届く。スジはこの2人と行動を共にし、ボスからの指示を遂行するが、事件に巻き込まれた人たちを救い出すなど指示以外のこともしてしまう。やがてハッカー達も過去に事件に巻き込まれていたことを知り、調べていくとスジの娘の事件を含め、全て1人の人物に辿り着くことが明らかになっていく。
DamianoのAmen(OST)が格好良く、「番人」チームにピッタリの曲だ。泥臭く、人間の暗い部分満載のドラマなので、キーとスルギの若いメンバーと主題歌が、古臭い刑事ドラマにならない重要な役割を果たしている。キム・ヨングァン演じるチャン・ドハンのキャラクターも印象的だ。