町の弁護士チョ・ドゥルホ

施設で育った主人公は、高卒だが敏腕検事だった。しかし、検察幹部と繋がりのある財閥の会長を裁判で断罪したため、汚職の濡れ衣を着せらてしまう。プライベートでも、妻から離婚され、子供とも会えずに働く気力を無くし、数年間ホームレスとして路上で暮らす。ある事をきっかけに弁護士として再起する決心をするが、資金はゼロなので、昔何度も取り締まった貸金業者の男の事務所に転がり込む。いくつかの弁護を引き受けているうちに、町の弁護士として知られるようになる。濡れ衣を着せられ、子供とも会えなくなったきっかけを作った財閥の会長への反撃を開始する。元妻とも和解し、子供とも頻繁に会えるようになるが、財閥の会長も黙ってはいなかった。検察に圧力をかけ、再び主人公に牙をむく。

腐敗した法システム(検察と弁護士)と悪徳財閥の会長の悪巧みは、かなりダークですが、全体のトーンは深刻になり過ぎず、裁判で悪人を成敗していく場面は痛快です。悪徳財閥との戦いのドラマは、負ける回が多く、最後に逆転勝利するパターンが多いのですが、このドラマは、裁判を通して勝利する回が多いため、満足して1話を終えられます。(正確には2話です。1話で問題発生、2話で解決。韓国ドラマでは、このパターンが主です。)パク・シニャンとパク・ウォンサンのキャラクターが人間味があり、コミカルに描かれています。初めてパク・シニャンのドラマを見ましたが、評判通り素晴らしい演技でした。