ヴィンチェンツォ

イタリアでマフィアのボスの弁護士をしていた主人公ヴィンチェンツォ・カサノが、ボスの死をきっかけに韓国に戻る。彼にはある大きな計画があった。目的のため、古びたビルの部屋に住み住民達に近づく。住民達はそれぞれ同じビルで様々な商売を営んでいる。その中に弁護士事務所を構え弱者のために戦う弁護士ホン・ユチャンがいた。ヴィンチェンツォは、自分の目的のため製薬会社と戦う弁護士に協力することにしたが、ユチャンが重要な証人と接触している最中事故で亡くなってしまう。ヴィンチェンツォは君子危うきに近寄らずを貫こうとするが、そこにユチャンの娘ホン・チャヨンが現れ、志なかばで倒れた父の仕事を引き継ぐ。ヴィンチェンツォは、生前のユチャンの言葉を思い出す。「悪魔を追い出すのは悪魔だ。法など関係なく悪党を追い払ってほしい。」法が通用しない相手には、マフィアのやり方でユチャンを殺した真犯人を突き止めるため、そして本来の目的のため、チャヨンに協力することにする。

2PMのテギョンが悪役で登場です。007やチャーリーズ・エンジェルを彷彿させるようなオープニングから始まり、音楽も80年代風なのが期待感を膨らませる。韓国の民官癒着、司法制度の腐敗の構造をイタリア・マフィアのカルテルに例えているのが興味深い。ほぼ毎回、頭脳戦で悪党を懲らしめるので、スカッとするドラマです。1話か2話づつ観るのに最適です。