Sherlock
コナン・ドイルの小説「シャーロック・ホームズ」シリーズを21世紀の現代版に書き直 したドラマ。ネットなどの最新機器と、ネットで繋がる協力者達を最大限活用して難事件を 紐解く。相棒であるワトソンは、元陸軍の軍医。PTSDに苦しむがシャーロックと出会い、救われる。
「Sherlock」で主役を演じたベネディクト・カンバーバッチ(Benedict Timothy Carlton Cumberbatch)は、名門ハーローで演劇を始める。2010年「Sherlock」に出演前には既に数 多くの作品に出演していたが、国内外で爆発的な人気を得たのはこの作品だ。カンバー バッチが演じるシャーロック・ホームズは、イタズラ好きの可愛い少年のようだ。一方、ワトソンはこれまでの紳士的なイメージとは異なり、戦場を懐かしむような危険な匂いのする人物像となっている。
「Sherlock」では、彼の兄マイクロフトが頻繁に登場する。シャーロックとマイクロフトのやり取りもブラックユーモアが効いて面白い。早口なので、英語を聞き取るのは難しいが、字幕を見ながらイギリス人のブラックユーモアを楽しんで欲しい。シリーズ後半では、ホームズ家の両親も登場し、シャーロックとマイクロフトの子供時代がほんの少し描かれている。実は、カンバーバッチ自身の両親だ。両親とも舞台、テレビ、映画と活躍するベテラン俳優。