ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です

イ・ジェフン演じるチョ・サングは、幼少期に離れ離れになっていた兄の死亡の知らせを受ける。兄に対し深い恨みを持つサングは、遺産目当てで甥、グルの後見人となる。サングはアマチュアボクサーだったが、ある試合で自身が育てたボクサーと対決し、彼を植物状態にしてしまった過去を持っていた。弁護士は、サングが後見人として適しているか判断をするため、3ヶ月間グルと生活を共にするよう提案する。サングは、渋々提案を受け入れた。甥のグルは、軽度のアスペルガー症候群である。軽度とはいえ、独りで生活をするのは難しい。しかし、記憶力に優れており、父から引き継いだ遺品整理の仕事もこなせる。そんな二人が一緒に暮らし、遺品整理の仕事をするようになると、サングの心に変化が見られるようになる。グルは父から教えられた通り、単なる荷物の整理ではなく、故人の声を代弁する遺品整理士として遺族と向き合う。また、グル本人も亡くなった父と向き合わなければならない時が来る。そしてサングも兄と離れ離れになってしまった時の真相と、兄のサングに対する深い愛を知る。

原作「旅立った後に残されたもの/キム・セビョル著」をドラマ化。イ・ジェフンが、荒れた青年を演じます。好青年よりこういう役の方が合ってるのではないか、と思うくらいハマり役でした。