皇后の品格
国民からの人気の高い大韓帝国の皇帝イ・ヒョクを演じるのは、「リターン」で悪役ぶりが話題になった、シン・ソンロク。イ・ヒョクの熱烈なファンのオ・サニーを演じるのは、童顔のチャン・ナラ。
イ・ヒョクは、宮中や自分自身をも仕切る母、太后カン氏に強い反抗心を持つも、何も出来ずに毎日遊び歩いていた。何より最愛の妻を亡くしてからは、心を閉ざしていた。ある日ヒョクは、愛人兼秘書のユラと密会し、泥酔状態で事故を起こしてしまう。ユラの提案でヒョクは、オ・サニーが出演するミュージカルを観ていたとアリバイを捏造する。無名の女優の芝居をわざわざ観劇したことから、ヒョクとサニーの熱愛説が浮上。一気にサニーのシンデレラストーリー報道が加熱する。太后カン氏は、これを利用してサニーを皇后の座に就かせ、ユラとヒョクの関係を切ろうと画策する。そこに新たな王室警護員としてやって来たのは、ユラの元恋人ナ・ワンシクだった。ワンシクは、容姿を変えチョン・ウビンと名乗っていた。皇帝ヒョクに忠実な警護員を演じているが、彼にはある目的があった。
ヒョクとサニーはめでたく結婚するも、初日から危ない目に遭ってしまう。また、結婚した途端に冷たくなるヒョクの態度にサニーは戸惑う。また、ヒョクには隠し子、アリがいた。慣れない宮廷での暮らしに落ち込むサニーの唯一の味方、太皇太后が何者かに殺害される。必ず真相を突き止めると決心するサニーだったが、自身にも危険が迫る。
韓国の王室が現存していたらこんな感じ? 2006年に放映された「宮~Love In Palace」の大人版といったところだろうか。韓国ドラマ得意のドロドロ系、刑事ドラマ顔負けの推理、アクション、ホームドラマの様な家族愛、ラブコメ要素、全て盛り込んでます!とっても豪華なドラマ。1、2話観たらやめられなくなる。ドラマの構造としては、1話で事件が起き、次の話で解決というものです。最終章へ向けてのタネ撒きも。ドラマにどっぷりハマりたい時に観て下さい。