バッドガイズ2〜悪の都市
ヤクザから財閥に成り上がった男、チョ・ヨングク会長と検察の戦い。チョ・ヨングクは、ヒョンスングループの会長で15万人の雇用を生み出し、ソウォン市では英雄扱いする市民もいる。未だにヤクザ組織のトンバン組を支配し、更に検察上層部やソウォン市長とも結託し、ソウォン市では怖いもの無しだ。ソウォン市は、韓国で4番目に税収が高いため、国政とも繋がりがあり巨大な権力を持つ。裕福な地域がある一方、貧民街では腹を空かせた乳児、麻薬を買う小学生、売春を強要される少女達がいる。そんな悪の都市、ソウォン市を救い出そうと、ウ部長率いるチームが命懸けの戦いに挑む。
ドラマ導入部のあらすじ:尊敬する先輩検事、パク・チャンジュン殺害を目撃してしまった、ノ・ジンピョンが、ソウォン地検に配属される。出勤初日、シン・ジュミョン事務官に、ウ・ジェムン部長検事が地検の外に設置した事務所に案内される。そこには、刑事2人と正体不明のホ社長がいた。説明も無く連れて行かれた現場の外で待っていたノ検事が、中に入ると暴力団の抗争のような場面が繰り広げられていた。そこは、女性たちが監禁され薬漬けにされている場所だった。ウ部長とその仲間達は、チョ・ヨングク会長を逮捕するため、会長の汚れ仕事をするチェ・ジェピルを追っていたのだった。ノ検事は、ウ部長からパク・チャンジュン先輩を殺害したのが、チュ・ジェピルだと聞かされる。ウ部長がチョ・ヨングクを逮捕するために集めた人達は皆、チョ・ヨングクに深い恨みを持つ者達だった。
暴力団の抗争の如く、殴り合うシーンが多い。香港映画「男たちの挽歌」(1986年制作)を思い出した。「アンナと王様」(1999年制作)で王様役のチョウ・ユンファが素敵だったので、他の作品も見たくてレンタルビデオ屋で見つけたのが、「男たちの挽歌」だった。嫌いなジャンルの映画だったが、観てみたら予想外に面白かった。エンドロールの頃には、すっかり心酔し、格好をつけてタバコをふかした自分を思い出して笑える。このドラマも、気乗りしなかったものの、観始めたら目が離せなくなった。どんでん返しが多く、人間関係が複雑になっているからだろう。登場人物が多いのと、回想シーンで過去の出来事を説明しているので、集中して観ないと取り残されてしまう。アクションドラマ初心者には十分刺激的でストーリーも楽しめると思います。前作のバッドガイズの方が面白いという記事を見たので、気分が乗ったらそちらも試してみようと思います。