明日
なかなか就職出来ないチェ・ジュヌンを演じるのはSF9のロウン。面接に行った帰り道、不採用のメール通知を受け取り気落ちしていると、橋から飛び降りようとしている男性を見かける。助けようとするも男と一緒に川に落ちてしまった。実は、死神の手違いでジュヌンが巻き込まれてしまったのだった。この世では昏睡状態に陥ったのだったが、居合わせた死神にあの世の独占企業「走馬灯」に連れていかれる。そこで、キム・へスク演じる「走馬灯」の会長オク・ファンから「何もせず3年後に目覚めるか、ここで働いて半年後に目覚めるか」の選択肢を与えられる。ジュヌンは後者を選び、こうして念願の大企業への就職を果たす。
「走馬灯」は、あの世に存在する唯一の企業で、魂をあの世に引導するのが主な役割だ。しかし、自殺者が増え過ぎたせいで地獄に送り込まなければならない人が増え、あの世のバランスが崩れる危機的な状況にあった。そこで、オク・ファン会長は、特別危機管理チームを新設し、地上に降りて自殺危険度が高い人物に生きる気力を取り戻させる任務を与えた。このチームを率いるのは、キム・ヒソン演じるク・リョン。イム・リュング代理を演じるのは、ユン・ジオン。ジュヌンは、人手不足のこの特別危機管理チームに配属される。一方、元来の役割である魂の引導管理チームを率いるのは、イ・スヒョク演じる、パク・ジュンギル。
韓国の自殺率の高さはOECDの中でトップだそうだ。日本も9位と非常に高い。これは、やり直しがきかない、失敗に弱い社会の証ではないかと思う。実際にやり直しがきかないのか?そんな事は無い。全く別の人生が待っているだけだ。人の目や世間の評価から自分を解放してあげると、意外なところに突破口が待っていたりする。それまで、何とか耐えよう。金銭的な問題、家庭の暴力は、国の制度を活用しよう。知らない助成制度が結構ある。学校でのイジメからは、苦しければ逃げても良い!1人で何とかしようと思わない。世の中には相談する場所が沢山ある。ネットが使える人は、検索してみよう。もっと広い世界を見てみよう。芸能人の自殺のニュースを目にすると、狭い世界の中で生きているので逃げ場がなかったのだと思う。生きるためには、希望や未来が必要だ。絶望している人に、生きる希望を与えられるか?というのが、このドラマのテーマのようだ。個性的な死神たちの懸命な説得に期待です。