その冬、風が吹く
主人公の2人は、財閥のお嬢さまとチンピラ詐欺師の設定。お嬢さまは、幼い時に両親が離婚し父親も最近病死していた。子供の頃の病気のせいで目が不自由のため、父親の秘書に日常の面倒を見てもらっているが、この秘書が原因で両親が離婚したため、少なからずとも憎しみを抱いている。両親が離婚した時に別れた兄に会いたいと思いつつも消息が分からず、生きる意義を見つけ出せずに自殺願望を持っている。そんな時に、父親の遺言で弁護士が兄を見つけるが、同姓同名のチンピラ詐欺師と勘違いをする。この詐欺師が兄に成りすまし、物語が純愛物に進展していく。
原作者は日本人で渡部篤郎と広末涼子主演ドラマ「愛なんていらねえよ、夏」のリメイク。愛を信じない男女が出会い、次第に「これが愛なのか?」と、愛の存在に気づいていく。目に見えない「愛」という存在を、どこまで信じられるかという原作のテーマを、盲目の女性を使って分かりやすく表現しているところは、韓国ドラマらしい。雪景色の映像がとても綺麗だと評判になりました。
韓国版は、原作とは違い少し赤いシリーズの匂いがするストーリー展開です。昭和的なストーリーですが、さすが人気実力派俳優2人が主役のドラマなので、使い古された感がなく中々良かったです。純愛モノが好きな方には是非見ていただきたいです。