記憶〜愛するひとへ〜

, ,

主人公のパク・テソクは、大手弁護士事務所で政財界の要人のトラブル担当弁護人。あらゆる手を使って依頼人を弁護するやり手だ。そんなテソクの元で働くことになった2PMのジュノが演じる、新人弁護士チョン・ジンは、テソクのやり口を嫌悪し退職を考えていた。

テソクは前妻との間に息子がいたが、事故で亡くしており、犯人が捕まらないままもうすぐ時効を迎えようとしていた。現在の妻との間には2人の子供がいたが、仕事が忙しく家族を顧みることが出来ずにいた。ある日、友人医師から初期のアルツハイマーであることを告げられる。ここからテソクは、自分を偽り汚れ仕事をしてきた自分自身を見つめ直す。テソクは、人生を振り返りやり残したことに向き合う決心をする。

テソクの両親との関係、妻と子供との関係、前妻との関係など丁寧に描かれている。その中で、亡くなった息子の事件の真相が明らかになる。家族とテソクを慕う同僚に支えられ、残りの弁護士人生を過ごす。ゆっくりと記憶が薄れて行く様を見事にイ・サンミンが演じている。

日本でも中井貴一が演じた「記憶」は、韓国ドラマのリメイク。