傲慢と偏見
主役は、弟を殺害した犯人を捕まえるため検事になったハン・ヨルムを演じるペク・ジニと、彼女の先輩のエース検事ク・ドンチを演じるチェ・ジニョク。二人は以前に出会っており、お互いに好意を持っていたが、デート中に突然ヨルムが消えてしまっていた。数年後二人が再開したのがソウル地検だった。チェ・ミンス演じるムン・ヒマン部長検事は、過去に政界、法権力と癒着のあった財閥の大物を起訴した過去を持つやり手の検事だが、民生課という小さな事件しか扱わないわずか検事3名と、捜査官3名の目立たない部署を任されていた。ヨルムはドンチが弟の事件の犯人ではないかと疑い、彼に近づいたのだが、ドンチから捜査方法や検事としての心構えを学ぶうちに、疑惑が薄れていく。そしてドンチから事件に関する重要な情報を得るのだった。ドラマ後半は、二人の担当する事件が少しづつヨルムの弟の事件と交差する。弟の事件の裏には、ムン・ヒマン部長検事も関わるある事実が隠れていた。
最初の数話は、新人女性検事のヨルムに焦点があてられていたので、もどかしいストーリー展開でした。事件ものが苦手だとすぐには引き込まれないかもしれません。検察組織の闇を描いた社会派ドラマ的要素を上手く取り込んだドラマです。エマージェンシーカップルにも出ていたチェ・ジュニョクがすごく良かった。いくつかの事件が複雑に絡み合ったドラマは、終わり方が難しい。このドラマでもどうなれば満足いったのかはわかりませんが、最終回は急いで無理矢理終わらせたようで残念でした。